はいどうも俺僕です!
今回も「神曲紹介」ということで、僕の好きな曲を紹介していきたいと思います!
今回紹介するのは、「東方Project」の「東方アレンジ曲(IOSYS)」になります!!
東方神曲紹介シリーズとしては今回で第六弾となります!今回で最終回です!!
「東方って何?」という人は第一弾の記事にて東方について説明してありますので、
そちらをご覧ください!
これまでに「東方原曲」、「東方アレンジ曲(ボーカルなし)」、「東方アレンジ曲(SDVX(音ゲー)曲)」、
そして「東方アレンジ曲(ボーカルあり)」の神曲紹介を行いましたが、
今回はいよいよ満を辞して「東方アレンジ曲(IOSYS)」を紹介していきます!
満を辞してというのは、東方アレンジといえばIOSYSという程に、
東方の二次創作を行う同人サークルの中でも特に認知度の高い同人サークルであるからです。
その認知度というと、東方を知らなかった人に対しても東方を広めるきっかけになる程です。
なので東方という作品を世に広める一因でもあった同人サークルであるとも言えると思います。
その為今回特別に独立した記事として記事を作成しました。
初めにIOSYSというサークルについて簡単に説明すると、
IOSYSとは北海道札幌市に拠点を置く同人音楽サークルです。
そして後に「有限会社イオシス」として法人化もされています。
因みに大阪に本社を置く中古パソコン販売店である「株式会社イオシス」という会社も存在しますが、
同人サークルのIOSYSとは何ら関係はありません。
ただ名前が似ていたよしみもあってか、多少の交流はあるようです(店でIOSYSのCDを販売する等)。
活動が始まったのは1998年10月10日で、代表は「たくや」氏で、
メンバーは高校のパソコン部の元メンバーと、北海道大学の学生が中心で構成されました。
元が同人サークルであることや大学在学時に結成されたこと、そして結成時期に至るまで、
東方Projectの生みの親である「ZUN」氏が造った「上海アリス幻樂団」とも共通点が多いですね。
ただ上海アリス幻樂団が結成されたのは1999年10月11日のことなので、
実はIOSYSの方が上海アリス幻樂団よりもグループとしての歴史は長いということになります。
というようなこともあり、IOSYSは初めから東方アレンジを作ることを目的として結成された同人サークルではありません。
結成当初は、時事ネタやインターネットスラングをもとにした、
ショートコントやオリジナルソングを収録したCDを作成する活動を展開していました。
しかし2006年に初めて東方アレンジCDを発売すると、それが人気となって、
以降は東方アレンジ曲の作成もメインの活動となっていきます。
2006年というとそう、以前説明した通りニコニコ動画が始まった年でもあります。
東方はニコニコ動画を通して知名度を広げたと言いましたが、もっと言うと、
ニコニコ動画に投稿されたIOSYSの東方アレンジ曲が話題となって認知を広げたのです。
勿論ニコニコ動画で東方の認知を広げたのはIOSYSの東方アレンジ曲(動画)だけではないですが、
それでもやはりとりわけIOSYSの功績は大きいです。
何故数多くある東方アレンジを手掛ける同人サークルの中で、IOSYSが特に注目を集めることになったかというと、
要因は複数あると思います。
純粋にアレンジ(作詞作曲編曲)のセンスが良いことは勿論、
PVの存在が大きかったのではないかと個人的に思います。
IOSYSの東方アレンジにはPVが作られていて、そのクオリティの高さと内容のインパクトから、
ニコニコ動画を中心に大きな反響を巻き起こしました。
そしてIOSYSの東方アレンジは、ニコニコ動画においてMAD素材として、
多くのユーザーに使われることになります。
当時のニコニコ動画を知っている人ならわかりますが、
MAD動画のほとんどはもはやお約束といったレベルでIOSYSの東方アレンジ曲がよく使われていました。
その為、以前も言ったように東方という作品は知らないけど、
東方(アレンジ)の曲は聴いたことがあるという人が多くなりました。
当時のニコニコ動画を見ていた人ならば、東方は知らないけど、
この曲は聴いたことがあるという人は絶対いるはずです。
因みに以前東方アレンジ(SDVX(音ゲー)曲)を紹介しましたが、
IOSYSの曲も音ゲーには結構使われています。
当然カラオケにも(特にJOYSOUND)です。
それ位IOSYSというのは、東方を語る上で外せない大きな存在であります。
それでは前置きはこれ位にして、早速神曲紹介に入っていきたいと思います!
毎度恒例の打線組んだ形式で羅列していくので、そちらもご注目ください!!
IOSYSについて更に詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
神曲紹介
1曲目
「Border of extacy」という曲です。
原曲は「ネクロファンタジア」、「ボーダーオブライフ」になります。
(PVは)1分35秒という非常に短い曲(動画)でありながら、
イントロから飛ばしていて非常に激しく電波的な曲になっています。
PVもそうですが、どこかおどろおどろしくて怖い雰囲気があります。
エフェクトも非常に個性的で独特です。
2曲目
「ウサテイ」という曲です。
原曲は「宇佐さまの素い幡」、「 シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome 」になります。
完全にネタとしての要素の強いアレンジ曲です。
PVの内容と歌詞がシンクロした面白い曲でもあります。
曲名もなかなかセンスあると思います。
3曲目
「チルノのパーフェクト算数教室」という曲です。
原曲は「おてんば恋娘」になります。
こちらも完全にネタ要素に特化した電波曲です。
ただ原曲のキャラ自体が割とネタキャラであったりするので、
方向性としては寧ろ正しくてキャラの個性を上手く表現した名曲だと思います。
PVのキャラクターのイラストが非常に可愛らしいですね。
4曲目
「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」という曲です。
原曲は「人形裁判 ~ 人の形弄びし少女」、「ブクレシュティの人形師」、「春色小径 ~ Colorful Path」になります。
IOSYSの東方アレンジ曲の中でも特に知名度が高く人気も高い曲です。
この曲のPVがIOSYSを有名にして、
そして東方という作品の認知を広めたと言っても過言ではないと思います。
この曲を素材としてMAD動画がニコニコ動画において数多く作られました。
歌詞とPVが非常に個性的でインパクトが強いですね。
5曲目
「患部で止まってすぐ溶ける狂気の優曇華院」という曲です。
原曲は「狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon」になります。
こちらも歌詞とPVが非常に独特な曲です。
要所要所でネタを挟んであるのも遊び心があって良いと思います。
このような独特な世界観を構築できるのがIOSYSの魅力と言えるでしょう。
6曲目
「行列のできるえーりん診療所」という曲です。
原曲は「千年幻想郷 ~ History of the Moon」、「竹取飛翔 ~ Lunatic Princess」になります。
非常に穏やかで優しさに溢れる曲です。
原曲のキャラクターの個性を上手く曲に落とし込めていると思います。
ただ曲名は完全にあのテレビ番組をもじってますね(笑)
7曲目
「究極焼肉レストラン!お燐の地獄亭!」という曲です。
原曲は「死体旅行~ Be good of cheer!」「廃獄ララバイ」」になります。
IOSYSらしさが前面に出たネタ要素が強めの曲(動画)です。
雰囲気はチルノのパーフェクト算数教室に似ていると思います。
ここまで明るく楽しげな雰囲気にできるのもIOSYSの力ですね。
8曲目
「宴は永遠に」という曲です。
原曲は「Demystify Feast」、「夜が降りてくる ~ Evening Star」、「御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power」になります。
原曲は全て「東方萃夢想」という作品に収録された曲です。
原曲は割とどれもおどろおどろしい曲調の曲ですが、
この曲はただの酒好きの宴会ソングになっていて曲調が全く異なります。
ただキャラやゲームの設定が反映されているので、
逆に上手く原作リスペクトした曲になっていると思います。
9曲目
「株式会社ボーダー商事・社歌」という曲です。
原曲は「ネクロファンタジア」になります。
1曲目の「Border of extacy」と曲名が似ていますが、
こちらはかなり緩い雰囲気の曲になっています。
同じサークルが手掛けた同じ原曲のアレンジ曲であっても、
ここまで曲調の異なるアレンジに仕上げられるのは凄いですね。
10曲目
「taboo tears you up」という曲です。
原曲は「U.N.オーエンは彼女なのか?」、「ツェペシュの幼き末裔」、「亡き王女の為のセプテット」、「魔法少女達の百年祭」になります。
(PVは)2分21秒というかなり短い曲(動画)でありながら、
4曲もの原曲が凝縮された中身の濃い曲です。
途中、音ゲーのBEMANIの曲である「Second Heaven」に出てくる、
「三倍アイスクリーム(Somebody Scream)」という音ネタも使われています。
以上になります!!
ここでもう一度打線を紹介しましょう。
打線
1番(一) 「Border of extacy」
2番(遊) 「ウサテイ」
3番(二) 「チルノのパーフェクト算数教室」
4番(指) 「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」
5番(捕) 「患部で止まってすぐ溶ける狂気の優曇華院」
6番(右) 「行列のできるえーりん診療所」
7番(三) 「究極焼肉レストラン!お燐の地獄亭!」
8番(中) 「宴は永遠に」
9番(左) 「株式会社ボーダー商事・社歌」
(投) 「taboo tears you up」
となりました!!!
いかがでしたでしょうか?
聴いたことのある曲、そして見たことのあるPVはどれだけありましたでしょうか?
IOSYSは他の東方アレンジを手掛ける同人サークルと比較しても、
特段個性の強い曲を多く打ち出していたと思います。
まさにセンスの塊のようなグループですね。
何度も言いますがIOSYSの曲はMAD素材としてニコニコ動画で幅広く使われていたので、
当時の絶頂期だった頃のニコニコ動画を思い起こさせるような思い出深い曲でもあります。
東方といえばニコニコ、ニコニコといえばIOSYSといった感じです。
ニコニコのオワコン化に伴い東方のブームも下火になってしまった感がありますが、
良い物は良い、名作は名作として、風化させずにこれからの時代も語り続けていきましょう。
長かった東方神曲紹介シリーズも、以上を持ちまして終了となります。
僕が東方と初めて出会ったのは僕が小学生の頃で、
ネットに詳しかった兄の影響でした。
僕は今20代ですが、当時周りで東方について知っている人はほんの少数で、
本当にコアなネット(サブカル)文化を知っている人だけでした。
今はそのころと比べるとネットが生活の中に浸透しているのでまだ東方を知っている人は多くなっていますが、
それでもまだまだ東方を知っている人は一部の人だけだと思います。
特に今10代の、僕よりも下の若い世代なんかは、
もっと東方について知らないんじゃないかと思います。
ニコニコ動画がオワコン化した今、
MAD動画が主流ではないYouTubeでは東方と触れる機会も少ないでしょうからね…。
僕はゲーマーではありますがオタクではありません。
東方は原作のゲームをいくつかプレイしたことはありますが、
僕がシューティングゲームが得意だったわけではないこともあり、そこまでハマったわけでもありません。
僕が東方が好きなのは、絵柄が好きとかゲームが好きとかいうわけではなく、
ただただその音楽性に感銘を受けたからにほかなりません。
東方という音楽ジャンルは一言では言い表せない奥深さがあり、
それが僕にとっては東方の大きな魅力であると思います。
その為、”神曲紹介”として今回東方Projectの曲を紹介した次第でした。
上海アリス幻樂団もIOSYSも解散したわけではなく、未だ活動中の同人サークルです。
東方というコンテンツはまだ生きています。
なので是非、今後も素晴らしい東方の曲とアレンジ曲を打ち出していって欲しいと思います。
一東方のファンとして、末長く応援しながら新作を待ち続けたいと思います。
そして東方について語れる仲間を一人でも増やしていきたいですね!
最後にこれまでの動画を全て一つに纏めてメドレー形式にした動画を貼っておきますので、
良ければ作業用BGMとしてどうぞ!!
他の東方神曲紹介シリーズの記事を見たいという人は、
「東方」のタグから飛んでください。
それではここまでご覧いただきありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!バイバイ!!